Tag Archives: ESXi5

ESXi5.1 APC Smart UPS 連携 非SSH

以前、このような記事(ESXi5.1 APC Smart UPS 連携 メモ)を書いたが、SSHを使わずともUPSと連携できるようなので改めてまとめておく。

無料版ESXi5.1のホスト方ではUSP連携に対応していないためゲストを利用してUPSと連携する。
※ 方法は色々あるようで”VMware vSphere Management Assistant”と呼ばれる物を導入する方法もあるようだが今回もゲストにCentOS5を使用して実現する。

使用するゲストにシリアルポートを認識させる。
WS000043

ゲストにApcupsdをインストールする。
インストールの方法は色々と紹介されているので他サイトを参照。

シリアルポートのディバイスファイルの設定が正しいか確認する。
# cat /etc/apcupsd/apcupsd.conf | grep “DEVICE”

# You must also specify a DEVICE, sometimes referred to as a port.
# For USB UPSes, please leave the DEVICE directive blank. For
# UPSTYPE   DEVICE           Description
# usb       <BLANK>          Most new UPSes are USB. A blank DEVICE
DEVICE /dev/ttyS0

Apcupsdを起動する。
# service apcupsd start

ゲスト側でUPSが認識されているか確認するために下記のコマンドを実行する。
# apcaccess

APC      : 001,051,1250
DATE     : 2013-12-21 19:16:06 +0900
HOSTNAME : orsx.net
VERSION  : 3.14.10 (13 September 2011) redhat
UPSNAME  : UPS_IDEN
CABLE    : Custom Cable Smart
DRIVER   : APC Smart UPS (any)
UPSMODE  : Stand Alone
STARTTIME: 2013-12-21 18:45:14 +0900
MODEL    : SMART-UPS 1000
STATUS   : ONLINE
LINEV    : 100.7 Volts
LOADPCT  :  20.8 Percent Load Capacity
BCHARGE  : 100.0 Percent
TIMELEFT :  83.0 Minutes
MBATTCHG : 30 Percent
MINTIMEL : 10 Minutes
MAXTIME  : 1200 Seconds
MAXLINEV : 101.4 Volts
MINLINEV : 098.8 Volts
OUTPUTV  : 100.1 Volts
SENSE    : High
DWAKE    : 000 Seconds
DSHUTD   : 180 Seconds
DLOWBATT : 02 Minutes
LOTRANS  : 090.0 Volts
HITRANS  : 110.0 Volts
RETPCT   : 000.0 Percent
ITEMP    : 32.4 C Internal
ALARMDEL : 5 seconds
BATTV    : 28.3 Volts
LINEFREQ : 50.0 Hz
LASTXFER : Automatic or explicit self test
NUMXFERS : 0
TONBATT  : 0 seconds
CUMONBATT: 0 seconds
XOFFBATT : N/A
SELFTEST : NO
STESTI   : 336
STATFLAG : 0x07000008 Status Flag
DIPSW    : 0x00 Dip Switch
REG1     : 0x00 Register 1
REG2     : 0x00 Register 2
REG3     : 0x00 Register 3
MANDATE  : 02/04/99
SERIALNO : WS9906012897
BATTDATE : 02/04/99
NOMOUTV  : 100 Volts
NOMBATTV :  24.0 Volts
EXTBATTS : 0
FIRMWARE : 60.12S.A
END APC  : 2013-12-21 19:16:26 +0900

UPS連携に関係する各種スクリプトを設置するディレクトリを作成する
# mkdir /opt/esxi_shutdown/
# chmod 700 /opt/esxi_shutdown/
# cd /opt/esxi_shutdown/

ESXi5.1ホストマシンにSOAPでシャットダウン命令を送るスクリプトをダウンロードする
※ 長いため改行を入れている
# wget http://communities.vmware.com/servlet/JiveServlet/\
download/11623-3-32693/shutdownHostViaSOAPAPICall.pl

下記のモジュールを使うため事前にcpanなどでインストールしておく
Term::ANSIColor
LWP::UserAgent
HTTP::Request
HTTP::Cookies
Data::Dumper

ユーザ名やパスワードに関する設定を行う
さらに、そのままではSSLの認証でエラーや警告が出るためこれらの設定の直下に環境変数を書き換える処理を加える
# vi shutdownHostViaSOAPAPICall.pl

# Please fill out the 
# username and password 
# for your ESX(i) host
my $host_username = 'fillmein';
my $host_password = 'fillmein';

# Override HTTPS setting in LWP
$ENV{PERL_NET_HTTPS_SSL_SOCKET_CLASS} = "Net::SSL";
$ENV{PERL_LWP_SSL_VERIFY_HOSTNAME} = 0;

シャットダウンするESXi5.1ホストマシンの一覧を管理するファイルを作成する
# echo “esxi_host.com” > hostlist
# chmod 600 hostlist

ESXi5.1ホストマシンのシャットダウンを統括するシェルスクリプトを作成する。
# vi esxi_shutdown.sh

#!/bin/sh
cd /opt/esxi_shutdown/
perl ./shutdownHostViaSOAPAPICall.pl ./hostlist

実行権を与える。
# chmod 700 esxi_shutdown.sh

実際に実行してESXi5.1ホストマシンがゲストからシャットダウンできるか確認する。
# /opt/esxi_shutdown/esxi_shutdown.sh

Apcupsdがシャットダウン時に実行するコマンドを書き換える
# vi /etc/apcupsd/apccontrol

#SHUTDOWN=/sbin/shutdown
SHUTDOWN=/opt/esxi_shutdown/esxi_shutdown.sh

Apcupsdを再起動する。
# service apcupsd restart

最後にUPSの電源を引きぬいてESXi5.1ホストマシンが自動でシャットダウンされるか確認する。

参考サイト
VMware ESXi 5.0 + vMA 5.0で電源管理 (1)

VMware vSphere Client ESXi5.1 接続履歴を削除する方法

VMware vSphere Clientを使っていると使わなくなったESXiのIPアドレスやホスト名が蓄積させるのでその削除方法をメモしておく

※ レジストリに保存された履歴を消す作業になるため注意が必要

使用しているとこのように接続履歴が残る
WS000017

レジストリエディタを起動し下記のようにたどる
[HKEY_CURRENT_USER]->[Software]->[VMware]

そこからさらに、[VMware Infrastructure Client]->[Preferences]とたどると”RecentConnections”に接続したホストがカンマ区切りで保存されているので不要なものを削除する
WS000018

SSLの鍵を保存している場合は、[Virtual Infrastructure Client]->[Preferences]->[UI]->[SSLIgnore]の中にホストごとに保存されているので不要なものを削除する
WS000019

今回、記録されていた2つのホストの接続履歴を削除してみた
WS000020

このように履歴が削除されたことが確認できる

HP ProLiant ML110 G7 ESXi5.1 ハード構成

新サーバを導入してサーバの構成を書いていなかったのでメモしておきたいと思います。

サーバ機:HP ProLiant ML110 G7
CPU:Intel Xeon E3-1280
RAM:KVR16E11/8 × 4枚
SDカード:RP-SDF02G (2GB SLC)
RAIDカード:HP Smart アレイ P212 (256MBキャッシュ + BBWC)
リムーバルケース:SA3-RC1-BK (バックアップディスク用)
ハードディスク1:WD10EFRX * 2台 (ゲストマシン用)
ハードディスク2:WD30EFRX * 1台 (バックアップ用)

ESXi5.1 システムログ保存場所の設定

ESXi5.1でシステムログの出力先を指定する方法のメモが結構少なかったりするのでメモを書いておく。

その1:Systlogの出力先の指定による設定方法
[構成]->[詳細設定] から[Syslog]を選択
[Syslog.global.logdir]でログの出力先を指定する(例:[datastore1]/logdir など)
WS000005

その2:.lockerによるシステムログの出力先の設定方法
デフォルトで.locker/logなどにログが吐出されるのでこれの保存場所を変更する
WS000009

[構成]->[詳細設定] から[ScratchConfig]を選択
[ScratchConfig.ConfigueredScratchLocation]で.lockerの保存場所を変更する(例:/vmfs/volumes/”データストア(32文字の乱数)”/.locker)
WS000006

データベースのパスは[構成]->[ストレージ]から確認できる
確認したいデータストアをクリックするとデータストアの詳細に場所が表示される
WS000007

参考サイト
Change VMware ESX Scatch Config Location (.locker) | Chris Reeves’ Blog

HP ProLiant ML110 G7 ESXi5.1 HP Smartアレイ P212

以前、MegaRAID SAS 9260-4iを搭載しRAID1でベンチマークをとったところ思ったほど書き込み速度が出ないことが分かったため、ML110 G7でサポートされているHP Smartアレイ P212を搭載してみた。

前回のMegaRAID SAS 9260-4iと同様にドライバのインストールなしでESXi5で認識し問題なく動作することができるが、VMware vSphere ClientでRAIDカードのステータス情報を確認することができないため下記の作業を行った。

当然であるが、これらの作業はESXi5がメンテナンスモードに切り替わっている事が前提で行う。
パッチファイルのアップロード先は”/vmfs/volumes/datastore1/drivers/”とする。

ESXi5に同封されていたhpsaのアップデート
この作業を行わなくてもVMware vSphere Client上でRAIDカードのステータス情報を表示させることは可能であるはずだが今回ついでに行った。
HP公式サイトからhpsa-500-5.0.0-1189498.zipをダウンロードし展開後、中に含まれていたhpsa-500-5.0.0-offline_bundle-1189498.zipをESXi5のデータストアにアップロードする。

SSHでESXi5に接続し、下記のコマンドを実行する。

# esxcli software vib list | grep hpsa # 現在のドライバのバージョン確認を行う場合は実行
# esxcli software acceptance set --level=CommunitySupported
# esxcli software vib update -d /vmfs/volumes/datastore1/drivers/hpsa-500-5.0.0-offline_bundle-1189498.zip

hp-esxi5.0uX-bundleのインストール
HP公式サイトからhp-esxi5.0uX-bundle-1.4.5-3.zipをダウンロードしESXi5のデータストアにアップロードする。

SSHでESXi5に接続し、下記のコマンドを実行する。

# esxcli software acceptance set --level=CommunitySupported
# esxcli software vib install -d /vmfs/volumes/datastore1/drivers/hp-esxi5.0uX-bundle-1.4.5-3.zip

これらの作業により再起動後にVMware vSphere Client上でRAIDカードのステータス情報を確認できるようになる。
WS000004

ベンチマーク(RAID1構築・256MBキャッシュ+BBWC)結果を見ると比較的バランスよく速度が出ていることがわかる。
HDDベンチマーク

余談であるが、Smartアレイの設定(ORCA)ではディスクを2台認識させてRAID1の構築を行おうとした場合、RAID1という選択項目はない。この場合、RAID1+0を選択することでRAID1を構築するようである。
そもそも、RAID1+0や0+1はディスク4台以上からであり2台では構築できない。

参考サイト
べっ、別に・・・あんたの(以下略) | ESX/ESXi へのパッチのインストール
Using vCenter Update Manager for HP ESXi installations | Erik Bussink
How to monitor RAID status on N54L? – HP Enterprise Business Community

HP ProLiant ML110 G7 ESXi5.1 MegaRAID SAS 9260-4i

これらをインストールしなくてもMegaRAID SAS 9260-4iはESXi5上で問題なくRAIDカードとして利用できますがアレイの状態が確認できないと不便なのでインストールしてみます
公式サイト(MegaRAID SAS 9260 4i)からLatest LSISAS2108/2208 Certified SMIS ProviderとMegaCLI 5.5 P1をダウンロードしてきます

※ 下記解説ではダウンロードしたファイル群はdatastore1のdriversディレクトリの中に設置しているものとします

Latest LSISAS2108/2208 Certified SMIS Providerのインストール

# esxcli software acceptance set --level=CommunitySupported
# esxcli software vib install -d /vmfs/volumes/datastore1/drivers/VMW-ESX-5.0.0-lsiprovider-500.04.V0.38-0006-offline_bundle-1154845.zip

成功すると次のようにステータスをvSphere Clientから確認できるようになります
WS000002

MegaCLI 5.5 P1のインストール

# esxcli software acceptance set --level=CommunitySupported
# mkdir MegaCLI
# mv 8.07.07_MegaCLI.zip MegaCLI
# cd MegaCLI
# unzip 8.07.07_MegaCLI.zip
# esxcli software vib install -v /vmfs/volumes/datastore1/drivers/MegaCLI/VmwareMN/vmware-esx-MegaCli-8.07.07.vib --no-sig-check

成功すると/opt/lsi/MegaCLI/の中にMegaCliコマンドと共有ライブラリlibstorelib.soが作成されています
MegaCliコマンドを使用することでRAIDカードの情報の表示や設定が行えます

しかし、これだけ書いておいて言うのもなんですが当環境(BBUなし/RAID1)ではESXi5上のゲストマシンで書き込みに対してパフォーマンス低下を確認しました・・・
ファームウエアの問題なのか相性問題なのかはっきりしていませんがこれらの組み合わせはあまりお勧めできないかもしれません

HDDベンチマーク3

参考サイト
Monitoring an LSI MegaRAID on ESXi 5
Updating LSI MegaRAID firmware in VMware ESXi 5 | Kirk Kosinski

ESXi5.1 APC Smart UPS 連携 メモ

前回のアップデートESXi5.1を623860から914609へアップデートするにより、”vmware-autohalt.sh”を使用しなくてもゲストOSを自動でシャットダウンできるようになったため連携の仕方が若干変わった。

USP連携についてはあまり触れているところは少ないため大まかながらメモしておく。

無料版ESXi5.1のホスト方ではUSP連携に対応していないためゲストを利用してUPSと連携する。
※ 方法は色々あるようで”VMware vSphere Management Assistant”と呼ばれる物を導入する方法もあるようだが今回はゲストにCentOS5を使用して実現する。

使用するゲストにシリアルポートを認識させる。
WS000043

ゲストにApcupsdをインストールする。
インストールの方法は色々と紹介されているので他サイトを参照。

シリアルポートのディバイスファイルの設定が正しいか確認する。
# cat /etc/apcupsd/apcupsd.conf | grep “DEVICE”

# You must also specify a DEVICE, sometimes referred to as a port.
# For USB UPSes, please leave the DEVICE directive blank. For
# UPSTYPE   DEVICE           Description
# usb       <BLANK>          Most new UPSes are USB. A blank DEVICE
DEVICE /dev/ttyS0

Apcupsdを起動する。
# service apcupsd start

ゲスト側でUPSが認識されているか確認するために下記のコマンドを実行する。
# apcaccess

APC      : 001,051,1246
DATE     : 2013-05-28 13:06:07 +0900
HOSTNAME : UPS-SERVER
VERSION  : 3.14.10 (13 September 2011) redhat
UPSNAME  : UPS_IDEN
CABLE    : Custom Cable Smart
DRIVER   : APC Smart UPS (any)
UPSMODE  : Stand Alone
STARTTIME: 2013-05-28 12:33:37 +0900
MODEL    : SMART-UPS 1000
STATUS   : ONLINE
LINEV    : 101.4 Volts
LOADPCT  :  15.6 Percent Load Capacity
BCHARGE  : 100.0 Percent
TIMELEFT :  93.0 Minutes
MBATTCHG : 30 Percent
MINTIMEL : 10 Minutes
MAXTIME  : 1200 Seconds
MAXLINEV : 102.0 Volts
MINLINEV : 099.4 Volts
OUTPUTV  : 101.4 Volts
SENSE    : High
DWAKE    : 000 Seconds
DSHUTD   : 180 Seconds
DLOWBATT : 02 Minutes
LOTRANS  : 090.0 Volts
HITRANS  : 110.0 Volts
RETPCT   : 000.0 Percent
ITEMP    : 40.0 C Internal
ALARMDEL : 5 seconds
BATTV    : 28.3 Volts
LINEFREQ : 50.0 Hz
LASTXFER : Line voltage notch or spike
NUMXFERS : 0
TONBATT  : 0 seconds
CUMONBATT: 0 seconds
XOFFBATT : N/A
SELFTEST : NO
STESTI   : 336
STATFLAG : 0x07000008 Status Flag
DIPSW    : 0x00 Dip Switch
REG1     : 0x00 Register 1
REG2     : 0x00 Register 2
REG3     : 0x00 Register 3
MANDATE  : 02/04/99
SERIALNO : WS9906012897
BATTDATE : 02/04/99
NOMOUTV  : 100 Volts
NOMBATTV :  24.0 Volts
EXTBATTS : 0
FIRMWARE : 60.12S.A
END APC  : 2013-05-28 13:06:46 +0900

ESi5.1ホストマシンでシェルの使用とSSHでの接続を有効にする。
WS000044

※これらを有効にするとサマリで警告が表示されるが特に問題は無いので気にしない。

SSHを鍵を使い、パスワードなしでログインできるようにする。
SSHの鍵作成については過去記事ESXi5 SSH 公開鍵暗号化方式 作製を参照。

ゲストに秘密鍵を下記のパスになるようにコピーする。
/root/.ssh/esxi_id_rsa.pub

ESXi5.1ホストマシンに鍵を使ったSSHでパスワードなしでログインできることを確認する。
# ssh -i /root/.ssh/esxi_id_rsa.pub root@<ESXi5.1ホストマシンのIPアドレス>

ゲストでESXi5.1ホストマシンをシャットダウンするシェルスクリプトを作成する。
# vi /usr/local/bin/esxi_shutdown.sh

#!/bin/sh
ssh -i /root/.ssh/esxi_id_rsa.pub root@<ESXi5.1ホストマシンのIPアドレス> "/bin/halt"

実行権を与える。
# chmod 700 /usr/local/bin/esxi_shutdown.sh

実際に実行してESXi5.1ホストマシンがゲストからシャットダウンできるか確認する。
# /usr/local/bin/esxi_shutdown.sh

Apcupsdがシャットダウン時に実行するコマンドを書き換える
# vi /etc/apcupsd/apccontrol

#SHUTDOWN=/sbin/shutdown
SHUTDOWN=/root/bin/esxi_shutdown.sh

Apcupsdを再起動する。
# service apcupsd restart

最後にUPSの電源を引きぬいてESXi5.1ホストマシンが自動でシャットダウンされるか確認する。

参考サイト
ESXi 4.1 から ESXi 5.0 へアップグレード | SS-NET サポート
VMware ESXi 5.0 + vMA 5.0で電源管理 (3) – apcupsdの導入 « RootLinks Co., Ltd.
自宅サーバ構築じぶんめも SSH設定編 | ken39rajima

ESXi5.1を623860から914609へアップデートする

必要なファイルをダウンロードしてデータストアにアップロードしておく。
なお、パッチを当てると当てていたドライバが剥がれるためもう一度当てなおさなければならない。
ドライバに漏れがあると結構、作業工程的にも精神的にも大変なことになるため十分漏れがないように注意しておく。

パッチ
VMware Store and Account

ドライバ
Adaptec – Adaptec Driver: AACRAID Driver v1.2.1-29900 for VMware Download Detail
ESXi5.1のドライバを作成してみる(intel 82579LM/82574L編) << 環境さんぷる
※ ここではESXi5.1用のNICとRAIDカードのドライバをダウンロードしているがそれぞれの環境に合わせて揃える。

対象のESXi5.1のゲストマシンをシャットダウンし、メンテナンスモードに切り替える。
SSHを使いrootでログインし下記のコマンドを入力する。

アップデート・パッチのインストール

# esxcli software vib install -d /vmfs/volumes/datastore1/ESXi510-201212001.zip

※ 場合によっては非常に時間がかかる事があるが気長に待つ。

ドライバのインストール

# esxcli software acceptance set --level=CommunitySupported
# esxcli software vib install -v /vmfs/volumes/datastore1/net-e1000e-2.1.4.x86_64.vib
# esxcli software vib install -d /vmfs/volumes/datastore1/aacraid-esxi5.1-1.2.1.29900.zip –no-sig-check
# esxcli software vib install -v /vmfs/volumes/datastore1/vmware-esxi-drivers-scsi-aacraid-510.5.2.1.29900.-1.1.5.799733.x86_64.vib –no-sig-check

※ ここではdatastore1にアップロードしているがそれぞれの環境に合わせる。

終わったら再起動し様子を見る。
クライアントのアップデートについて聞いてくるのでアップデートする。
ビルド番号が上がっていてゲストマシンも正常に認識していたらメンテナンスモードを終了し再起動をかける。

ここまでで、アップデートは完了です。

ホットバックアップの再設定
ESXi5.1をアップデートして気づいたのですが/etc/rc.localを編集しようとしたところ”Operation not permitted”と言われた。そのため、”/etc/rc.local.d/local.sh”を書き換える方法で再設定する。

# vi /etc/rc.local.d/local.sh

最下部に追記する。

# ESXi5.1 HOT Back UP
/bin/kill $(cat /var/run/crond.pid)
/bin/echo "0 17 * * 1-5 /vmfs/volumes/datastore1/ghettoVCB/ghettoVCB.sh \
-f /vmfs/volumes/datastore1/ghettoVCB/backup_vmlist.txt \
-g /vmfs/volumes/datastore1/ghettoVCB/ghettoVCB.conf \
> /vmfs/volumes/datastore1/ghettoVCB/backup_log/ghettoVCB-backup-\$(date +%s).log" \
>> /var/spool/cron/crontabs/root
/bin/crond

※ 5.1から”/bin/busybox”コマンドが消えたようなので”/bin/crond”としておく。

しかしこのままではバージョンが合わないエラーが出たりwhoamiコマンドが無いなど正常にスクリプトが動作しないようなので書き換える。

# vi /vmfs/volumes/datastore1/ghettoVCB/ghettoVCB.sh

230行付近を編集

編集前

	ESX_VERSION=$(vmware -v | awk '{print $3}')
	if [[ "${ESX_VERSION}" == "5.0.0" ]]; then
		VER=5
        elif [[ "${ESX_VERSION}" == "4.0.0" ]] || [[ "${ESX_VERSION}" == "4.1.0" ]]; then
                VER=4
        else
                ESX_VERSION=$(vmware -v | awk '{print $4}')
                if [[ "${ESX_VERSION}" == "3.5.0" ]] || [[ "${ESX_VERSION}" == "3i" ]]; then
                        VER=3
                else
                        echo "You're not running ESX(i) 3.5, 4.x, 5.x!"
                        exit 1
                fi
        fi

編集後

	ESX_VERSION=$(vmware -v | awk '{print $3}')
	if [[ "${ESX_VERSION}" == "5.0.0" ]] || [[ "${ESX_VERSION}" == "5.1.0" ]]; then
		VER=5
        elif [[ "${ESX_VERSION}" == "4.0.0" ]] || [[ "${ESX_VERSION}" == "4.1.0" ]]; then
                VER=4
        else
                ESX_VERSION=$(vmware -v | awk '{print $4}')
                if [[ "${ESX_VERSION}" == "3.5.0" ]] || [[ "${ESX_VERSION}" == "3i" ]]; then
                        VER=3
                else
                        echo "You're not running ESX(i) 3.5, 4.x, 5.x!"
                        exit 1
                fi
        fi
# vi /vmfs/volumes/datastore1/ghettoVCB/ghettoVCB-restore.sh

86行付近を編集

編集前

	ESX_VERSION=$(vmware -v | awk '{print $3}')
	if [ "${ESX_VERSION}" == "5.0.0" ]; then
		VER=5
        elif [[ "${ESX_VERSION}" == "4.0.0" ]] || [[ "${ESX_VERSION}" == "4.1.0" ]]; then
                VER=4
        else
                ESX_VERSION=$(vmware -v | awk '{print $4}')
                if [[ "${ESX_VERSION}" == "3.5.0" ]] || [[ "${ESX_VERSION}" == "3i" ]]; then
                        VER=3
                else
			echo "You're not running ESX(i) 3.5, 4.x, 5.x!"
                        exit 1
                fi
        fi

編集後

	ESX_VERSION=$(vmware -v | awk '{print $3}')
	if [[ "${ESX_VERSION}" == "5.0.0" ]] || [[ "${ESX_VERSION}" == "5.1.0" ]]; then
		VER=5
        elif [[ "${ESX_VERSION}" == "4.0.0" ]] || [[ "${ESX_VERSION}" == "4.1.0" ]]; then
                VER=4
        else
                ESX_VERSION=$(vmware -v | awk '{print $4}')
                if [[ "${ESX_VERSION}" == "3.5.0" ]] || [[ "${ESX_VERSION}" == "3i" ]]; then
                        VER=3
                else
			echo "You're not running ESX(i) 3.5, 4.x, 5.x!"
                        exit 1
                fi
        fi

101行付近を編集

編集前

if [ ! $(whoami) == "root" ]; then
        logger "info" "This script needs to be executed by \"root\"!"
        echo "ERROR: This script needs to be executed by \"root\"!"
        exit 1
fi

編集後

if [ ! $(who | awk '{print $1}') == "root" ]; then
        logger "info" "This script needs to be executed by \"root\"!"
        echo "ERROR: This script needs to be executed by \"root\"!"
        exit 1
fi

動作チェックを行い、正常に動作していたら再設定完了です。

参考サイト
ESXi5.0マシンを2台作成 | SS-NET サポート
富士通 PRIMERGY TX100 S3 の ESXi5.1 838463 を 5.1 914609 (ESXi510-201212001.zip) にアップデートする。 << 環境さんぷる
VMWARE 5.1 Could not find a trusted signer
【ESXi 5.0】仮想マシンのオンラインバックアップ – OSSでLinuxサーバ構築
Modifying ghettoVCB to run on VMware ESXi 5.1

ESXi5 コマンドから仮想マシンの電源を管理する

対象の仮想マシンのIDを調べる
# vim-cmd vmsvc/getallvms

IDに各当する仮想マシンの状態を確認する(“ID”には数字が入る)
# vim-cmd vmsvc/power.getstate ID

IDに各当する仮想マシンの電源を入れる(“ID”には数字が入る)
# vim-cmd vmsvc/power.on ID

IDに各当する仮想マシンの電源を切る(“ID”には数字が入る)
# vim-cmd vmsvc/power.off ID

IDに各当する仮想マシンを再起動する(“ID”には数字が入る)
# vim-cmd vmsvc/power.reboot ID

ESXi5 サーバ仕様の予定 (メモ)

先日ESXi5へ環境を移行したがスペック的に余力がほしいので7月8月を目処にハードウエアを新調する予定。

コンセプト

今回も安定重視のためなるべくインターネット上で使用事例があるパーツを利用する。
各パーツは故障時に対応しやすいよう、よく市販で流通しているパーツを利用する。
現マシンと同等の省エネさでコア数、メモリを増やし、冗長性も高める。

実用

最小3台から最大5台の仮想マシンを動かす予定(現在3台稼働)

構成

CPU: i7 2600
Motherboard: intell DQ67OWB3
Memory: UMAX Cetus DCDDR3-16GB-1333 (x2 32GB)
RAID Card: Adaptec RAID 6405E
Optical drive: (光学ドライブ)
USB Memory: Kingston MicroSD (x1 2GB システムドライブ) + リーダー
SSD: ADATA AS510S3-120GM-C (128GB キャッシュ用)
HDD 1: WD10EFRX (x2 1TB 仮想HDD用)
HDD 2: SEAGATE ST3000DM001 (x1 3TB バックアップ用)
CASE: Antec P183
Others: IDC-BB (UPSとの連動用)

予定変更(2012.06.17)

RAIDカードに9260-4iを利用する予定でしたがそれをやめます。
低価格で条件を全て満たしているAdaptec RAID 6405Eでも良いと判断しました。
パーツは勿論性能安全性重視ですが、高価であると故障した時の対応が遅れる可能性があるためです。
※ 一応、報告としてESXi 5.0で9260-4iはドライバ無しで認識されることを確認しました。

組立・切り替え完了(2012.07.01)

非常に安定しております。初代HP ProLiant DL580などの業務用のサーバ等を利用していた次期もありましたが明らかにそれらとも比べても高いパフォーマンスが出ております。

ハードディスクの故障(2013.01.12)

今更ながらSeagate製ST31000333ASがプチフリが多発するようになったためWestern Digital製WD10EFRXに交換しました。