Monthly Archives: 3月 2013

1万円で放射線量を計測して自動でTwitterに投稿する装置を作ろう!

一昔前はこういう装置を作成するのに結構な費用が必要となっておりましたが最近は非常に低価格かつ簡単に実現することができます。そして計測結果は高い精度を期待できます。
今回は難しいハンダ付けやプログラミングをほとんど行わなくても作成できる事を目標とします。

利用するパーツ

Linux組み込みボード Raspberry Pi 3,500円
組み込み用線量計 ポケットガイガー Type 5 6,450円
ジャンパーワイヤー ジャンパーワイヤ オス⇔メス(10本セット) 400円
ジャンパーワイヤー ジャンパーワイヤ オス⇔オス(70本セット) 400円
ブレッドボード ブレッドボード EIC-801 250円
プルアップ抵抗 【CF1/4-22kΩJ】1/4Wカーボン抵抗 22kΩ 赤赤橙金(100本入) 283円
ピンソケット ピンヘッダ(オスL型) 1×40 (40P) 50円
SDカード ADATA ASDH4GCL4-R SDHCカード Class4 4GB 452円
合計 11,785円

※ 状況によっては価格は変動します。
※ 上記の他に、Windows OSをインストールしたパソコン、モニタ、HDMIケーブル、キーボード、マウス、ネット環境、MicroUSBケーブル、半田ゴテ、ハンダ線、こて台、Twitterアカウントが必要となります。

Twitterのディベロッパー登録

こちらのサイトを元にアプリケーションの登録を済ませておいてください。
下記の内容が必要となります。メモしておいてください。
CONSUMER_KEY,CONSUMER_SECRET,ACCESS_TOKEN,ACCESS_TOKEN_SECRET
bot開発物語 その2―アプリケーション登録―
※ 必ずAPI側でRead and Writeの権限を与えておいてください。

Raspberry PiへのOSインストール

以前の記事を参考にしてください。
Raspberry PiでRaspbianを日本語環境で動かそう!

ピンヘッダのハンダ付け

ピンヘッダの列から5本分を折り取りポケットガイガー Type5に差し込んでハンダ付けします。
IMG_1589[1]

Raspberry Piとポケットガイガー Type5の接続

ブレッドボードとジャンパーワイヤーを使用しRaspberry Piとポケットガイガー Type5の接続を行います。

ワイヤーの色とピンの対応表

ジャンパーワイヤー ポケガ RasPi
赤色 VCC 3v3
黒色 GND GND
青色 SIG GPIO 17
黄色 NS GPIO 27

ポケットガイガー Type5とプルアップ用抵抗をブレッドボードに設置しジャンパーワイヤー(オス⇔オス)で接続します。

IMG_1620[1]

IMG_1621[1]

IMG_1622[1]

ブレッドボードとRaspberry Piをジャンパーワイヤー(オス⇔メス)で接続すます。

IMG_1623[1]

IMG_1625[1]

※ 私のRaspberry PiはP5の位置にピンヘッダがハンダ付けされておりますが気にする必要はありません。

Raspberry Piのピン配置はこのようになっております。
Raspberry_Pi_GPIO

全体的に見るとこういう感じになります。
IMG_1627[1]

Raspberry Piへのプログラムインストール

起動とログイン

Raspberry Piとポケットガイガー Type5を接続した状態でRaspberry Piを起動します。
ログイン後コンソールに下記のコマンドを入力してデスクトップを起動してください。
$ sudo startx
※ こうすることにより管理者権限でGUIな操作を行うことができるようになります。
※ Linux初心者向けにGUIで解説しますがコンソールのみで操作できる方はX Windowを起動する必要ありません。

ターミナルの起動

左下メニュー”アクセサリ”→”LXTerminal”を起動してください。
snapshot1

起動に成功すると真っ黒な画面が出てきます。
snapshot2

真っ黒な画面の中に必要なコマンドを入力していきます。
snapshot3

gitコマンドのインストール

“LXTerminal”内に下記のコマンドを1行ずつ実行してください。
※ #以降の文字列を入力してください。
※ 依存パッケージのインストールを求められる事があります。その場合は”Enter”を押してください。
※ 場合によっては非常に時間が掛かる事があります。気長にお待ちください。
# apt-get update
# apt-get upgrade
# apt-get install git

wiringPiライブラリのインストール

“LXTerminal”内に下記のコマンドを1行ずつ実行してください。
# git clone git://git.drogon.net/wiringPi
# cd wiringPi
# git pull origin
# ./build
# cd ../

Rasdiationのインストール

“LXTerminal”内に下記のコマンドを1行ずつ実行してください。
# git clone git://github.com/orsp/Pocket_Rasdiation_Counter.git
# cd Pocket_Rasdiation_Counter
# make
# make install
# cd ../

Rasdiationの動作テスト

“LXTerminal”内に下記のコマンドを実行してください。
# rasdiation -s 17 -n 27 -b -m

下記の様にCPMやuSv/hの値がカウントされた状態で表示されていれば接続とインストールに成功しています。
snapshot4

Raspberry Pi起動時に連動したRasdiationの自動実行の設定

タスクバー左側アイコンより”ファイルマネージャ”を起動します。
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ディレクトリパスに”/etc”と指定しその中の”inittab”をダブルクリックします。
snapshot6

ファイルの最後に下記の行を追記し上書き保存します。
alog:2000:respawn:/usr/local/bin/rasdiation -s 17 -n 27 -o /var/lib/rasdiation/rasdiation.fifo
snapshot7

python-tweepyライブラリのインストール

“LXTerminal”を起動してください。
“LXTerminal”内に下記のコマンドを実行してください。
※ 依存パッケージのインストールを求められる事があります。その場合は”Enter”を押してください。
# apt-get install python-tweepy
# easy_install tweepy
※ apt-getのpython-tweepyは古いようなのでこちらから新しいバージョンのpython-tweepyをインストールします。

Twitter自動投稿スクリプトの設置

“LXTerminal”内に下記のコマンドを1行ずつ実行してください。
# mkdir -p /GEIGERCOUNTER/Twitter
# cp Pocket_Rasdiation_Counter/example/twitter_post.py /GEIGERCOUNTER/Twitter/
# chmod 755 /GEIGERCOUNTER/Twitter/twitter_post.py

Twitter自動投稿スクリプトの設定

タスクバー左側アイコンより”ファイルマネージャ”を起動します。
ディレクトリパスに”/GEIGERCOUNTER/Twitter”と指定します。
“twitter_post.py”をダブルクリックで開きます。
snapshot13

“Twitterのディベロッパー登録”で得たパラメータを記述し上書き保存します。
snapshot14

Twitter自動投稿スクリプトの動作テスト

“LXTerminal”を起動してください。
“LXTerminal”内に下記のコマンドを実行してください。
# python /GEIGERCOUNTER/Twitter/twitter_post.py

設定したTwitterアカウントで下記のような内容がツイートされている事を確認してください。
※ 実際の投稿内容の日付や数値は変化します。
2013年03月24日(日) 11時35分 現在の放射線量は CPM:2.964 uSv/h:0.05589(誤差 0.00833) でした。

Twitter自動投稿スクリプトの定期実行の設定

タスクバー左側アイコンより”ファイルマネージャ”を起動します。
ディレクトリパスに”/etc/cron.d”と指定します。
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中に空ファイル”twitter_post”を新規作成します。
snapshot9

作成した”twitter_post”をダブルクリックします。
snapshot10

下記の行を記述し上書き保存します。
※ この設定は30分毎に”twitter_post.py”を実行するという意味です。必要に応じて変更してください。
*/30 * * * * root python /GEIGERCOUNTER/Twitter/twitter_post.py
snapshot15

最終動作確認

正常に30分毎に投稿されるかを確認できましたら放射線量自動投稿機の完成です。
正しく設定されていればRaspberry Piを再起動しても自動で放射線量を計測し投稿いたします。

今回、ブレッドボードを使用しましたがユニバーサル基板を使い回路を作成しても良いかもしれません。
必要があればPythonのスクリプトを改造し自分の好みの投稿内容にするのも楽しいでしょうね。

Raspberry PiでRaspbianを日本語環境で動かそう!

Raspberry PiのOSインストール

こちらからRaspberry PiにインストールするDebian系Linux OS “Raspbian”をダウンロードしてきます。
こちらからRaspbianをSDカードにインストールするためのプログラム”Win32DiskImager”をダウンロードします。

ダウンロードした双方の圧縮ファイルを展開します。

SDカードをパソコンに接続し展開したフォルダーから”Win32DiskImager.exe”を起動します。
※ “Win32DiskImager”の使用は書き込み先を間違うとデータ損失の危険性があります。慎重に行なってください。

ダウンロードした”Raspbian”のイメージファイルを選択し、書き込み先のSDカードを選択します。
準備ができたら”Write”ボタンを押してください。
WS000003

警告ダイアログが出てきます。問題がなければ”Yes”を押してください。
WS000004

書き込みが完了すると下記のダイアログが出ます。”OK”を押し、”Win32DiskImager.exe”を終了してください。
WS000007

Raspberry Piの初回起動

Raspberry PiにOSの入ったSDカードを接続し、キーボード、マウス、モニタ、LANケーブルを接続します。
準備ができたことを確認し最後にMicroUSBケーブルを接続します。
※ Raspberry Piには電源ボタンがありません。MicroUSBケーブルを接続した瞬間起動し始めます。
IMG_1610

起動中に下記のような初回設定画面が表示されます。
WS000008
※ 画像ではインストール後、SSHによる遠隔操作にて再現を行なっております。
※ ここでは、最低限の設定を紹介いたします。各自、必要に応じて設定を行なってください。

SDカードの容量全部を使用するようにします。

“expand_rootfs”を選択しTabキーを押し”Select”を選択し”Enter”を押します。
※ 以降、カーソルの移動に仕方につては省略して解説します。
WS000009

そのまま”Ok”を押して設定項目が並んでいる画面に戻ってください。
WS000014

画面をフルスクリーンで表示する設定を行います。

“overscan”を選択します。
WS000011

“Enable”を選択し設定項目が並んでいる画面に戻ってください。
WS000012

キーボードレイアウトを設定します。

“configure_keyboard”を選択します。
WS000013

“Generic 105-key (Intl) PC”を選択します。
WS000015

“Other”を選択します。
WS000016

“Japanese”を選択します。
WS000017

“Japanese”を選択します。
WS000018

“The default for the keyboard layout”を選択します。
WS000019

“No compose key”を選択します。
WS000020

そのまま”No”を押して設定項目が並んでいる画面に戻ってください。
WS000021

ローケルを設定します。

“change_locale”を選択します。
WS000022

“ja_JP.UTF-8 UTF-8″にSpaceキーでチェックを入れ、”Ok”押してください。
WS000023

“ja_JP.UTF-8″を選択し設定項目が並んでいる画面に戻ってください。
WS000024

タイムゾーンを設定します

“change_timezone”を選択します。
WS000025

“Asia”を選択します。
WS000026

“Tokyo”を選択し設定項目が並んでいる画面に戻ってください。
WS000027

OSをアップデートします

“update”を選択します。
※ アップデートにはインターネット環境が必要です。
※ 結構時間がかかります。気長に待ってください。
WS000028

設定を終了します

“Finish”を選択してください。
WS000029

日本語環境をインストール

コンソール画面に切り替わりましたら下記のコマンドを入力してください。
※ インストールにはインターネット環境が必要です。
※ 結構時間がかかります。気長に待ってください。
$ sudo apt-get install task-japanese task-japanese-desktop
WS000031

依存関係にあるパッケージのインストール求められるので”Enter”を押します。
WS000033

Raspberry Piを再起動します

日本語環境のインストールが完了しましたら下記のコマンドを入力してください。
※ 今回は若干エラーを吐いているパッケージもありますが気にしないことにします。
※ どうしてもエラーが気になる場合は$ sudo apt-get -f installと実行してください。
$ sudo reboot
WS000034

Raspberry Piのログイン

正常に起動すると下記のような文字列が表示されます。
下記のようにアカウント情報を入力してください。

My IP address is ***.***.***.***

Debian GNU/Linux 7.0 raspberrypi tty1

raspberrypi login: pi       ← ユーザ名
Password: raspberry         ← パスワード(入力中の文字列は表示されません)

デスクトップの起動

ログインするとコンソールが表示されます。
下記の様にコマンドを入力してデスクトップを起動してください。

$ startx
snapshot1

以上でインストール完了となります。

Raspbianでスクリーンショットを撮る

Raspbianでスクリーンショットを撮ろうと思ったらパッケージが入っていなかったようなのでインストールしてみました。

$ sudo apt-get install ksnapshot

左下メニューの”グラフィックス”→”KSnapshot”から起動出来ます。

snapshot2

Raspberry PiでC言語を使い2つのスレッドを200ミリ秒と2秒ごとに処理させる

Arduinoだとタイマー割り込みを使って処理したいところですが残念ながら私の調べた限りRaspberry Piでは無さそうなのでC言語とスレッドを利用し近い処理をさせることにしました。

$ vi thread_test.c

#include <stdio.h>
#include <stdlib.h>
#include <pthread.h>
#include <unistd.h>

void *thread_function1( void *ptr );
void *thread_function2( void *ptr );

int main(void){
     pthread_t thread1, thread2;
     useconds_t tick1 = 200000;
     useconds_t tick2 = 2000000;

     pthread_create( &thread1, NULL, thread_function1, (void *) &tick1);
     pthread_create( &thread2, NULL, thread_function2, (void *) &tick2);

     pthread_join( thread1, NULL);
     pthread_join( thread2, NULL);

     return 0;
}

void *thread_function1(void *ptr){
    useconds_t tick = *( int * )ptr;

    while(1){
        printf("function1\n");
        usleep(tick);
    }
}

void *thread_function2(void *ptr){
    useconds_t tick = *( int * )ptr;

    while(1){
        printf("function2\n");
        usleep(tick);
    }
}

コンパイルします
$ gcc thread_test.c -pthread

実行
$ ./a.out

しかし、これでは共有資源を利用したプログラムを書いた場合取り合いになり下手をするとデータが失われたりする場合があるため排他制御するようにします。

$ vi thread_test.c

#include <stdio.h>
#include <stdlib.h>
#include <pthread.h>
#include <unistd.h>

void *thread_function1( void *ptr );
void *thread_function2( void *ptr );

pthread_mutex_t mutex;
pthread_cond_t cond;
int count = 0;

useconds_t tick1 = 200000;
useconds_t tick2 = 2000000;

int main(void){
     pthread_t thread1, thread2;

     pthread_mutex_init(&mutex, NULL);

     pthread_create( &thread1, NULL, thread_function1, (void *) &tick1);
     pthread_create( &thread2, NULL, thread_function2, (void *) &tick2);

     pthread_join( thread1, NULL);
     pthread_join( thread2, NULL);

     pthread_mutex_destroy(&mutex);

     return 0;
}

void *thread_function1(void *ptr){
    useconds_t tick = *( int * )ptr;

    while(1){
        pthread_mutex_lock(&mutex);

        printf("function1 %d\n",count++);
        pthread_mutex_unlock(&mutex);
        usleep(tick);
    }
}

void *thread_function2(void *ptr){
    useconds_t tick = *( int * )ptr;

    while(1){
        pthread_mutex_lock(&mutex);

        printf("function2 %d\n",count++);
        pthread_mutex_unlock(&mutex);
        usleep(tick);
    }
}

コンパイルします
$ gcc thread_test.c -pthread

実行
$ ./a.out
function2 0
function1 1
function1 2
function1 3
function1 4
function1 5
function1 6
function1 7
function1 8
function1 9
function1 10
function2 11
function1 12
function1 13
function1 14
function1 15
function1 16
function1 17
function1 18

Raspberry PiでAdafruit製LCD(カラーバックライト+ボタン付きシールド)を利用する

Raspberry PiでAdafruit RGB Negative 16×2 LCD+Keypad Kit for Raspberry Pi – を使ったプログラムをAdafruitの公式ライブラリを使い書いてみました。

シールドの組立、ライブラリのインストールや使い方は公式の方をご覧ください。

下記のソースコードはRasbperry Piの時間とインターフェイス毎のIPアドレスをLCDに表示します。

インターフェイス毎のローカルIPアドレスを取得するために”netifaces”ライブラリを使用しております。
$ apt-get install python-netifaces

/LCDディレクトリを作成し公式ライブラリを入れておきます。
$ sudo mkdir /LCD

$ sudo vi /LCD/MENU_LCD.py

#!/usr/bin/env python
from netifaces import interfaces, ifaddresses, AF_INET

from time import sleep
from Adafruit_I2C import Adafruit_I2C
from Adafruit_MCP230xx import Adafruit_MCP230XX
from Adafruit_CharLCDPlate import Adafruit_CharLCDPlate

from IPaddr_LCD import IPaddr_LCD
from DateTime_LCD import DateTime_LCD

import smbus

lcd = Adafruit_CharLCDPlate(busnum = 1)

class MENU_LCD():
    def get_const_list(self):
        const_list   = []

        ip   = IPaddr_LCD()
        time = DateTime_LCD()

        const_list.append(ip)
        const_list.append(time)

        return const_list

    def print_progress(self, sleep_time, message):
        lcd.clear()
        lcd.message(message)
        sleep(sleep_time)
        self.print_lcd()

    def print_lcd(self):
        pointer_id = 0
        push_flag  = 0

        lcd.clear()
        lcd.message("Please Push\nRite/Left Button")

        const_list = self.get_const_list()
        const_list_size = len(const_list) - 1

        while 1:
            if (lcd.buttonPressed(lcd.RIGHT) or lcd.buttonPressed(lcd.LEFT)):
                if (lcd.buttonPressed(lcd.RIGHT)):
                    if (pointer_id < const_list_size):
                        pointer_id += 1
                    else:
                        pointer_id = 0

                if (lcd.buttonPressed(lcd.LEFT)):
                    if (pointer_id > 0):
                        pointer_id -= 1
                    else:
                        pointer_id = const_list_size

                push_flag  = 1
                const_list[pointer_id].title()

            if (push_flag > 0 and lcd.buttonPressed(lcd.SELECT)):
                const_list[pointer_id].print_lcd()
                break

            if (push_flag > 0 and lcd.buttonPressed(lcd.UP)):
                break

            if (push_flag > 0 and lcd.buttonPressed(lcd.DOWN)):
                break

            sleep(.2)
        return self.print_progress(1, "Reinitializeing\nPlease wate....")

if __name__ == '__main__':
    try:
        menu = MENU_LCD()
        menu.print_progress(3, "Initializeing\nPlease wate....")
        menu.print_lcd()
    except KeyboardInterrupt:
        print("Exit\n")

$ sudo vi /LCD/DateTime_LCD.py

#!/usr/bin/env python
import datetime
import locale

from time import sleep
from Adafruit_I2C import Adafruit_I2C
from Adafruit_MCP230xx import Adafruit_MCP230XX
from Adafruit_CharLCDPlate import Adafruit_CharLCDPlate

import smbus

lcd = Adafruit_CharLCDPlate(busnum = 1)

class DateTime_LCD():
    def title(self):
        lcd.clear()
        lcd.message("Raspberry Pi\nDate Time")
        return

    def print_lcd(self):

        while 1:
            d = datetime.datetime.today()
            time = d.strftime("Date %Y/%m/%d\nTime  %H:%M:%S")

            lcd.clear()
            lcd.message(time)

            if (lcd.buttonPressed(lcd.RIGHT)):
                break

            if (lcd.buttonPressed(lcd.LEFT)):
                break

            sleep(.2)
        return


if __name__ == '__main__':
    try:
        time = DateTime_LCD()
        time.print_lcd()
    except KeyboardInterrupt:
        print("Exit\n")

$ sudo vi /LCD/IPaddr_LCD.py

#!/usr/bin/env python
from netifaces import interfaces, ifaddresses, AF_INET

from time import sleep
from Adafruit_I2C import Adafruit_I2C
from Adafruit_MCP230xx import Adafruit_MCP230XX
from Adafruit_CharLCDPlate import Adafruit_CharLCDPlate

import smbus

lcd = Adafruit_CharLCDPlate(busnum = 1)

class IPaddr_LCD():
    def title(self):
        lcd.clear()
        lcd.message("Raspberry Pi\nIP Address")
        return

    def get_ip_list(self):
        ipaddr_list   = []
        for ifaceName in interfaces():
            nic_ip_list = []
            addresses = [i['addr'] for i in ifaddresses(ifaceName).setdefault(AF_INET, [{'addr':'No IP addr'}] )]
            nic = '%s' % (ifaceName)
            ip  = '%s' % (', '.join(addresses))
            nic_ip_list.append(nic)
            nic_ip_list.append(ip)
            ipaddr_list.append(nic_ip_list)
        return ipaddr_list

    def print_lcd(self):
        pointer_id = 0

        lcd.clear()
        lcd.message("Please Push\nUp/Down Button")

        while 1:
            if (lcd.buttonPressed(lcd.UP) or lcd.buttonPressed(lcd.DOWN)):
                ipaddr_list = self.get_ip_list()
                ipaddr_list_size = len(ipaddr_list) - 1

                if (lcd.buttonPressed(lcd.UP)):
                    if (pointer_id < ipaddr_list_size):
                        pointer_id += 1
                    else:
                        pointer_id = 0

                if (lcd.buttonPressed(lcd.DOWN)):
                    if (pointer_id > 0):
                        pointer_id -= 1
                    else:
                        pointer_id = ipaddr_list_size

                lcd.clear()
                lcd.message(ipaddr_list[pointer_id][0] + "\n" + ipaddr_list[pointer_id][1])

            if (lcd.buttonPressed(lcd.RIGHT)):
                break

            if (lcd.buttonPressed(lcd.LEFT)):
                break

            sleep(.2)
        return

if __name__ == '__main__':
    try:
        ip = IPaddr_LCD()
        ip.print_lcd()
    except KeyboardInterrupt:
        print("Exit\n")

コマンド用の実行ファイルを作成しておきます
$ sudo vi /LCD/LCD_PRINTER

#!/usr/bin/env python
from MENU_LCD import MENU_LCD

if __name__ == '__main__':
    try:
        menu = MENU_LCD()
        menu.print_progress(3, "Initializeing\nPlease wate....")
        menu.print_lcd()
    except KeyboardInterrupt:
        print("Exit\n")

実行権限を与えどこからでもパスが通るように”/usr/bin/”の中にシンボリックを貼っておきます。
$ sudo chmod 700 /LCD/LCD_PRINTER
$ sudo ln -s /LCD/LCD_PRINTER /usr/bin/LCD_PRINTER

せっかくなので起動スクリプトも書いてみました。
$ sudo mkdir /LCD/init.d/
$ sudo vi /LCD/init.d/lcd_printer

#!/bin/sh
### BEGIN INIT INFO
# Provides:          LCD_PRINTER
# chkconfig:         2345 91 91
# Default-Start:     2 3 4 5
# Default-Stop:      0 1 6
# Description:       LCD_PRINTER daemon script.
### END INIT INFO

. /lib/lsb/init-functions

PATH=/sbin:/bin:/usr/sbin:/usr/bin
DAEMON=/usr/bin/LCD_PRINTER
DAEMON_NAME=`basename $DAEMON`
PIDFILE="/var/run/lcd_printer.pid"

set -e

start() {
  log_daemon_msg "Starting $DAEMON_NAME"
  if ! start-stop-daemon --stop --quiet --pidfile ${PIDFILE} --signal 0; then
    start-stop-daemon --start --pidfile ${PIDFILE} --make-pidfile --quiet --background --exec ${DAEMON}
    log_end_msg $?
  else
    echo -n " already running."
    log_end_msg 1
  fi
}

stop() {
  log_daemon_msg "Stopping $DAEMON_NAME"
  start-stop-daemon --stop --pidfile ${PIDFILE}
  log_end_msg $?
}

case "$1" in
  start)
    start
    ;;
  stop)
    stop
    ;;
  restart)
    stop
    start
    ;;
  status)
    status_of_proc -p $PIDFILE $DAEMON $DAEMON_NAME && exit 0 || exit $?
    ;;
  *)
    echo $"Usage: $DAEMONNAME {start|stop|restart|status}" >&2
    exit 1
    ;;
esac
exit 0

実行権限を与え、起動スクリプトとして”/etc/init.d/”の中にシンボリックを貼っておきます。
$ sudo chmod 755 /LCD/init.d/lcd_printer
$ sudo ln -s /LCD/init.d/lcd_printer /etc/init.d/lcd_printer

起動するか確認してみます。
$ sudo service lcd_printer start

自動起動するように設定します。
$ sudo update-rc.d lcd_printer defaults

自動起動するか確認します。完全に電源を落とすためrebootではなくシャットダウンして電源を入れます。
$ sudo shutdown -h now

余談ですがRedHat系はchkconfigで設定するのですがDebian系は違うのですね・・・勉強になりました。

Raspberry PiでGPIOを使った割り込み処理を行う

どうしてもポーリングではなく割り込み処理にてGPIOを監視したかったので調べていたら最近wiringPi.hwiringPiISRと呼ばれる頼もしい関数が追加されたようなので試してみました。
下記のサンプルコードではRaspberry Piにポケットガイガー Type5をGPIO 2にシグナル、GPIO 3にノイズを接続して100マイクロ秒で送られてくるパルスを検知します。

#include <wiringPi.h>
#include <stdlib.h>
#include <stdio.h>

void signal(void){
        printf("Signal\n");
}

void noise(void){
        printf("Noise\n");
}

int main(void){
        int setup = 0;
        setup = wiringPiSetupSys();
        while(setup != -1){
                wiringPiISR( 30, INT_EDGE_FALLING, signal );
                wiringPiISR( 31, INT_EDGE_RISING,  noise  );
                sleep(10000);
        }
        return 0;
}

コンパイル
$ sudo gcc Interrupt.c -lwiringPi

実行結果(最初ポケットガイガー Type5をつついてノイズを発生させてみました)
$ ./a.out
Noise
Signal
Noise
Signal
Noise
Noise
Noise
Signal
Signal
Noise
Noise
Signal
Signal
Noise
Signal
Signal
Signal
Signal
Signal
Signal

他にもwaitForInterruptという関数もあるようですがwiringPiISRの方が便利かもしれません。

当たり前ですがこれをポーリングで書くとsleepがほとんど使えない状態になるのでCPU使用率が偉いことになりますw

組み込みLinuxの世界も楽しいものですね。

追記
プログラムに下記のように記述しておりましたのを修正しました。
wiringPiISR( 2, INT_EDGE_BOTH, signal );
wiringPiISR( 3, INT_EDGE_BOTH, noise );

ポケットガイガーのシグナルは通常はHighで検知されるとlowとなります。ノイズは通常lowで信号が検知されるとhighとなります。ここで”INT_EDGE_BOTH”を指定すると、信号が来て割り込みが発生し、通常の状態に戻ったときも割り込みが発生します。つまり一回の検知で2回割り込みが発生してしまうということになります。
そのため、個別できちんと指定する必要が有るようです。

iptablesでTorを遮断する CentOS5.7

最近Torを悪用した不正行為が目立つのでブラックリストに載っているTorからのパケットをiptablesを使って全て破棄する単純明快なスクリプトです。cronなどに登録して定期的に実行するようにします。

#!/usr/bin/bash
############################################
# Tor Blocking for iptables
############################################

URLS[0]=http://torstatus.blutmagie.de/ip_list_exit.php/Tor_ip_list_EXIT.csv
URLS[1]=http://tns.hermetix.org/ip_list_exit.php/Tor_ip_list_EXIT.csv

for URL in ${URLS[@]}
do
    wget $URL -O - |
    while read IP
    do
        [[ $IP =~ ^[0-9]+.[0-9]+.[0-9]+.[0-9]+$ ]] && iptables -I INPUT -s $IP -j DROP
    done
done

Raspberry Pi wiringpi WiringPi-Python インストール

GPIOを使うのに標準のライブラリよりも使い勝手のよさそうなライブラリを発見したためこちらを使うことにした。

$ sudo apt-get install git python-dev python-setuptools # 必要なパッケージをインストールする
$ cd /tmp # 当然だが/tmpは再起動すると中身が削除されるため注意する
$ git clone https://github.com/WiringPi/WiringPi-Python.git
$ cd WiringPi-Python
$ git submodule update –init
$ sudo cp WiringPi/wiringPi/*.h /usr/include/ # ヘッダーファイルが無いと怒られるためコピーしておく
$ sudo python setup.py install
$ cd

サンプルコード

#!/usr/bin/env python
# -*- coding:utf-8 -*-

import wiringpi
import time

if __name__ == '__main__':
    io = wiringpi.GPIO(wiringpi.GPIO.WPI_MODE_GPIO)
    io.pinMode(23,io.OUTPUT)
    io.digitalWrite(23,io.HIGH)
    while True:
        io.digitalWrite(23,io.LOW)  # on
        time.sleep(1)
        io.digitalWrite(23,io.HIGH) # off
        time.sleep(1)

参考サイト
Raspberry Pi GPIO with Python (without root) – Sirmc.net
fatal error: wiringPi.h: No such file or directory · Issue #7 · WiringPi/WiringPi-Python · GitHub

フリー素材 Raspberry Pi GPIO 配置図 Revision 2.0 (512MB)

ブログやサイトで自由に使えるRaspberry Pi Revision 2.0のGPIOの配置図が欲しかったので作成してみました。
MicroSoft Office PowerPoint 2010形式で白黒版とカラー版を準備しました。自由にご利用ください。改変・再配布しても構いません。

サンプル カラー版のGPIO配置図
Raspberry_Pi_GPIO

ダウンロード(pptx形式)

※ ピンのピッチなどの縮尺は考慮致しておりません。ご了承ください。
※ サーバへ負荷がかかるためサンプル画像への直リンクはご遠慮ください。

低価格放射線測定器 ポケットガイガー Type5 Arduino Pro mini 接続 紹介と動作テスト

最近ガジェットネタが増えていますが今回は、ポケットガイガー Type5を購入しArduino Pro miniへ接続して動作検証を行なってみました。

そのまま3.5mmプラグを使うのも手であるが今回は基盤へピンプラグ(5P L字)を半田付けします。
IMG_1588[1]

Arduinoへメーカサイトで提供されているサンプルコードをアップロードしブレッドボードを使い双方を接続します。
接続にはデジタルピンを2本(信号パルスが2、ノイズパルスが5)使用します。
IMG_1592[1]

シリアル通信を行うとCSV形式で出力されます。

非常に低価格、6,450円で購入することができ、GM管を使用しないため非常に小型です。

LCD液晶などを接続するなど好みのガイガーカウンタを作成できるようです。