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RC-S620/SをFeliCaカードに成りきらせて好きなIDmで応答するようにする

IMG_3999
※ ArduinoとRC-S620/Sの接続については(ArduinoでRELET(FeliCa電子マネー残高照会機)モドキを作ろう)で図を描いているのでそちらを参考にしてください。

ライブラリの拡張

公式で提供されているArduino用ライブラリを拡張する必要があります。

RCS620S.h 29行目付近に追加

int tginit(const uint8_t* idm);

RCS620S.cpp 80行目付近に追加

int RCS620S::tginit(const uint8_t* idm)
{
    uint8_t  response[RCS620S_MAX_RW_RESPONSE_LEN];
    uint16_t responseLen;

    /* TgInitTarget command parts */
    uint8_t command[RCS620S_MAX_RW_RESPONSE_LEN] = {0x00};
    uint8_t param_1[ 9] = {0xd4, 0x8c, 0x00, 0x00, 0x04, 0x00, 0x00, 0x00, 0x40};
    uint8_t param_2[10] = {0xff};

    /* Make TgInitTarget command */
    memcpy(&command[ 0], param_1,  9);
    memcpy(&command[ 9], idm,      8);
    memcpy(&command[17], param_2, 10);
    memcpy(&command[27], idm,      8);

    /* Execute TgInitTarget */
    rwCommand(command, 41, response, &responseLen);

    return 1;
}

スケッチの作成

Arduino側のスケッチ

#include <RCS620S.h>
#include <string.h>

RCS620S rcs620s;

void setup()
{
  int ret;

  Serial.begin(115200);
  ret = rcs620s.initDevice();
  while (!ret) {}
}

void loop()
{
  int ret;
  
  // SET IDm
  ret = rcs620s.tginit((const uint8_t*)"\x08\x07\x06\x05\x04\x03\x02\x01");
  rcs620s.rfOff();
}

Burp Suiteを使ってスマホアプリの通信を調査する

目的
スマホアプリの作成やマルウエアが流行しているので手軽に通信を解析できる手段を確保しておきたいと思いました。
今回、Burp Suiteと呼ばれるHTTPやHTTPSを解析するソフトウェアの使い方を紹介したいと思います。

※ SSL/TLSの仕組みなどについてはある程度、知識があることが前提で解説を進めます。

準備
Burp Suiteのダウンロードページからburpsuite_free_v1.6.jarをダウンロードして実行します。
※ このソフトウエアの実行にはJavaのランタイムが必要です。

Burp Suiteの起動
ダウンロードしたjarファイルをダブルクリックしてBurp Suiteを起動します。

Burp Suiteの設定
標準設定ではローカルホスト内でしかアクセスできないため、他の端末からアクセスできるように設定します。

Burp Suiteを起動したら、以下の様なウインドウが表示されます。
WS000002

[Proxy]タブをクリックし、[Options]タブをクリックします。
8080番のポートを使う設定がデフォルトで入っているのでそれを選択し、[Edit]をクリックします。
WS000003

[All interfaces]にチェックを入れて[OK]をクリックします。
WS000004

これで他の端末からこの、PCで起動しているBurp Suiteへアクセスできるようになったはずです。

Burp Suiteの証明書作成
クライアント側のブラウザなどに導入するルート証明書を作成します。

[Proxy]タブをクリックして、[Options]タブをクリックします。

[CA certificate …]をクリックすると以下のようなウインドウが表示されます。
[Export]の中にある[Certificate in DER format]を選択して[Next]を押します。
WS000005

途中、保存先の選択などがありますがファイル名(拡張子:crt)などを指定するだけで特に困ることもないはずです。

証明書を作成すると以下の様なファイルが生成されます。
WS000007

Android端末への証明書導入
先ほど作成した証明書をSDカードなどにコピーしてAndroid端末に導入します。

[設定]から[セキュリティ]をクリックし、[SDカードからインストール]をクリックします。
2014_07_12_14.29.27

証明書を置いた場所まで移動し、証明書を選択します。
2014_07_12_14.44.22

証明書の名前を指定して[OK]をクリックします。
2014_07_12_14.45.30

Android端末のProxy設定
無線LANのアクセスポイント名からProxy設定(Burp Suiteを起動しているパソコンのIPアドレスとポート番号)を行います。
※ Android端末でのProxy設定については情報がありふれているので省略します。

Android端末で行われている通信の確認
Android端末上で動いているアプリが行った通信の内容が確認します。

[Proxy]タブをクリックして、[HTTP history]タブをクリックします。
HTTPだけでなくHTTPSの通信も複合されているためリクエスト・レスポンス双方の通信内容を確認する事ができます。
WS000009

今回、Android端末を用いて書いていますが、基本は対象がiPhoneでもパソコンでも行う事はさほど変わりません。

以下は、状況に応じて設定してください。

Burp Suiteで通信を毎回止めたくない時の設定
Burp Suiteを介して通信を行うとリクエストごとに毎回[Forward]ボタンを押さなければなりません。
リクエスト内容を書き換えたいときは便利なのですが、単純に通信を見たいときは邪魔なので以下の設定を行います。

[Proxy]タブをクリックして、[Options]タブをクリックします。

[Intercept Client Requests]で[Is in target scope]を選択して有効化します。
WS000008

Burp Suiteの日本語表示
Burp Suiteで解析した通信に日本語が混在していた場合、日本語が化けて見えなくなるため、見えるように設定します。

[Options]タブをクリックして、[Display]タブをクリックします。
[HTTP Message Display]のフォント設定を日本語用のフォントに変更します。
WS000006

※ 証明書の導入などもあるため大丈夫だとは思いますが、くれぐれも悪用などしないようお願い致します。

参考サイト
Burp Proxy で iPhone の通信をパケットキャプチャ
[改訂版] iPhoneアプリのSSL接続をパケットキャプチャする方法 | [ bROOM.LOG ! ]

Raspberry Piを使ってスマホ・音声で家電を制御するシステムを作ってみた

最近、スマホ制御や音声制御できる家電が話題になっているで低価格かつ比較的簡単に構築できるか試してみました。

iRemoconなど便利な製品も出ているのに何故自作かといいますと。。。
失礼ながらこの製品がお高いのと、将来的な機能拡張を考えると圧倒的に自作に分があると考えたからです。

簡単な解説動画を制作してみました

達成目標

  • スマホ等からリモートで操作できること
  • 音声だけで何も触れずに操作できること
  • なるべく低価格で構築すること
  • なるべく単純なスクリプトで実装すること
  • 自宅サーバを構築しているような感覚で構築できること

ハードウエア

  1. Raspberry Pi Type B
  2. USB接続 赤外線リモコンキット
  3. GW-USValue-EZ(無線LAN子機)
  4. TEMPer V23.5(温度計)
  5. MM-MCUSB21BK(マイク)
  6. MS-UP201BK(スピーカー)
  7. U2H-EG4SWH(セルフパワーのUSBハブ)
  8. その他、USB延長コードなど

※ USB接続 赤外線リモコンキットを使用するのは、事前の実験にてLIRCではエアコンなどの長い命令を送る家電の制御が出来ないことがあると判明したためです。

簡単な仕組みについての図
学習リモコン
※ 図ではマイクがハブへの接続になってますが、ノイズが酷い場合はRaspberry Piへ直挿しの方がいいです。

Raspberry Piの初期設定

Raspberry PiのOSインストールに関しては以前まとめたものがありますのでこちらを御覧ください。

有線LANでも構築できますが、どうしても無線LANを使用したい場合、設定はネットに多くの情報が出ておりますので各自で調べるようお願いします。

USB接続された機器の制御で必要となるパッケージのインストール
$ sudo apt-get install libusb-1.0-0 libusb-1.0-0-dev libusb-dev

USB接続 赤外線リモコンキット制御用コマンドのインストール
$ git clone https://github.com/kjmkznr/bto_ir_cmd.git
$ cd bto_ir_cmd/
$ make
$ sudo mv bto_ir_cmd /usr/local/bin/

信号を受信する場合は次のように実行します。
$ sudo bto_ir_cmd -e -r

信号を送信する場合は次のように実行します。
$ sudo bto_ir_cmd -e -t 0000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000
※ 00000….の部分は受信した時に表示されたものを使用します。

TEMPer V23.5制御用コマンドのインストール
$ git clone https://github.com/bitplane/temper.git
$ cd temper/
$ vi temper.c

                /* 44行目付近の行で日付がグリニッジ標準時となってるので修正 */
                //utc = gmtime(&t);
                utc = localtime(&t);

                /* 47行目付近の行で日付のフォーマットが欧米仕様となってるので修正 */
                //strftime(dt, 80, "%d-%b-%Y %H:%M", utc);
                strftime(dt, 80, "%Y-%m-%d %H:%M:%S", utc);

$ make
$ sudo make install

温度を取得する場合は次のように実行します。
$ sudo temper

WEBリモコン機能の実装

ネットワーク図
性質上、直接外部に公開すると明らかに色々と問題があるシステムなので公開しないで運用出来るようにしました。
ネットワーク図
※ 図ではルータのVPN機能を使用していますが、Raspberry PiにVPNを構築して接続するのも良いかもしれません。

Mojoliciousの導入
Mojoliciousをインストールします。
$ sudo cpan Mojolicious

Mojoliciousをデーモンとして稼働させるためstarmanもインストールします。
$ sudo cpan Starman

WEBリモコン機能をスクリプトで作成
$ vi web_remocon

#!/usr/bin/env perl
use utf8;
use strict;
use warnings;
use Mojolicious::Lite;

# GETメソッドで「/」にアクセスしたときに行う処理を書く
get '/' => sub {
  my $self = shift;

  # 描画
  $self->render();
} => 'index';

get '/light_on' => sub {
  my $self = shift;

  system("sudo bto_ir_cmd -e -t 022000E70C976800000000000000000000000000000000000000000000000000000000");

  $self->flash(message => '【送信完了】シーリングライト 全光');
  $self->redirect_to('/');
} => 'light_on';

get '/light_night' => sub {
  my $self = shift;

  system("sudo bto_ir_cmd -e -t 022000E70C8F7000000000000000000000000000000000000000000000000000000000");

  $self->flash(message => '【送信完了】シーリングライト 常夜灯');
  $self->redirect_to('/');
} => 'light_night';

get '/light_off' => sub {
  my $self = shift;

  system("sudo bto_ir_cmd -e -t 022000E70C8B7400000000000000000000000000000000000000000000000000000000");

  $self->flash(message => '【送信完了】シーリングライト 消灯');
  $self->redirect_to('/');
} => 'light_off';

get '/aircon_on' => sub {
  my $self = shift;

  system("sudo bto_ir_cmd -e -t 0188004000148043422EDE230068000001000055000000000000000000000000000000");

  $self->flash(message => '【送信完了】エアコン 稼働');
  $self->redirect_to('/');
} => 'aircon_on';

get '/aircon_off' => sub {
  my $self = shift;

  system("sudo bto_ir_cmd -e -t 0188004000148043412EDE030068000001000052000000000000000000000000000000");

  $self->flash(message => '【送信完了】エアコン 停止');
  $self->redirect_to('/');
} => 'aircon_off';

# アプリ起動
app->start;

# 以下テンプレート(Mojo::Template)
__DATA__

@@ index.html.ep
<html>
  <head>
    <meta name="viewport" content="width=320, height=480, initial-scale=1.0, minimum-scale=1.0, maximum-scale=2.0, user-scalable=yes" />
    <title>室内リモコン</title>
  </head>
  <body>
    <h1>室内リモコン</h1>
    <%= flash 'message' %>

    <h2>シーリングライト</h2>
    <input type="button" value="全光" onClick="location.href='<%= url_for('light_on') %>'">
    <input type="button" value="常夜灯" onClick="location.href='<%= url_for('light_night') %>'">
    <input type="button" value="消灯" onClick="location.href='<%= url_for('light_off') %>'">

    <h2>エアコン</h2>
    <input type="button" value="稼働" onClick="location.href='<%= url_for('aircon_on') %>'">
    <input type="button" value="停止" onClick="location.href='<%= url_for('aircon_off') %>'">
  </body>
</html>

※ 各自、環境に合わせたスクリプトを書いてください。TEMPerを使って温度を表示しても良いかもしれません。

スクリプトに実行権限を与えてコマンドとして実行できるようにします。
$ chmod +x web_remocon
$ sudo mv web_remocon /usr/local/bin/

スクリプトが正常に実行され、WEBブラウザからアクセスできる事を確認します。
$ web_remocon

Raspberry Pi起動時に自動でスクリプトが実行されるように以下の行を追記します。
$ sudo vi /etc/rc.local

# WEB_REMOCON SERVER
su - pi -c 'starman --port=3000 --daemonize --pid=/tmp/web_remocon.pid /usr/local/bin/web_remocon'

これで、WEBリモコン機能の実装は完了です。

音声リモコン機能の実装

音声リモコン 制御プロトコルについての図
音声制御プロトコル図
※ 合言葉のもう一つ利点として、1つの部屋に複数の音声リモコン(ハードウエア)を設置しても合言葉を識別子として使用できるというのが上げられます。

Juliusで使用するサウンドデバイスの指定
USBマイクがサウンドデバイスとして認識されているか確認します。
$ sudo cat /proc/asound/modules

 0 snd_bcm2835
 1 snd_usb_audio

※ 各自、環境に合わせて読み替えて下さい。

USBマイクを接続するとJuliusが標準で使用されるデバイスファイル(/dev/dsp)とは異なるため環境変数で指定します。
$ sudo vi /etc/profile

export AUDIODEV=/dev/dsp1

Juliusの導入
必要なファイルをダウンロードしてきます。
$ wget -O julius-4.3.1.tar.gz \
> ‘http://sourceforge.jp/frs/redir.php?m=osdn&f=%2Fjulius%2F60273%2Fjulius-4.3.1.tar.gz’
$ wget -O dictation-kit-v4.3.1-linux.tgz \
> ‘http://sourceforge.jp/frs/redir.php?m=jaist&f=%2Fjulius%2F60416%2Fdictation-kit-v4.3.1-linux.tgz’
※ コマンドが長いため折り返してあります。最新版が必要な場合はバージョンを調べてインストールしてください。

設定ファイルや辞書ファイルを設置するディレクトリを作成します。
$ sudo mkdir /etc/julius/
$ sudo mkdir /var/lib/julius/

Juliusをビルドしてインストールします。
$ tar zxvf julius-4.3.1.tar.gz
$ cd julius-4.3.1/
$ ./configure
$ make
$ make install

dictation-kitに含まれているファイルをコピーします。
$ tar zxvf dictation-kit-v4.3.1-linux.tgz
$ cd dictation-kit-v4.3.1-linux/
$ sudo cp model/lang_m/bccwj.60k.htkdic /var/lib/julius/
$ sudo cp model/phone_m/jnas-tri-3k16-gid.binhmm /var/lib/julius/
$ sudo cp model/phone_m/logicalTri /var/lib/julius/

単語辞書を作成します。
辞書ファイルを記述するとき、文字コードはUTF-8ではなくEUC-JPを使用します。文字コード切り替えは(:e ++enc=euc-jp)
$ vi /var/lib/julius/word.list

<sil>           []              silB
<sil>           []              silE
<sp>            []              sp
スタンバイ      [スタンバイ]    s u t a N b a i
ニュートラル    [ニュートラル]  n u t o r a r u
照明起動        [照明起動]      sh o u m e i k i d o u
ライト点ける    [照明起動]      r a i t o t u k e r u
照明停止        [照明停止]      sh o u m e i t e i sh i
ライト消す      [照明停止]      r a i t o k e s u
暖房起動        [暖房起動]      d a N b o u k i d o u
暖房点ける      [暖房起動]      d a N b o u t u k e r u
暖房停止        [暖房停止]      d a N b o u t e i sh i
暖房消す        [暖房停止]      d a N b o u k e s u
冷房起動        [冷房起動]      r e i b o u k i d o u
冷房点ける      [冷房起動]      r e i b o u t u k e r u
冷房停止        [冷房停止]      r e i b o u t e i sh i
冷房消す        [冷房停止]      r e i b o u k e s u

※ 各自、環境に合わせて単語辞書を書いてください。

Juliusの設定ファイル(テスト稼働用)を作成して記述します。
$ vi /etc/julius/julius_debug.conf

-w /var/lib/julius/word.list
-v /var/lib/julius/bccwj.60k.htkdic
-h /var/lib/julius/jnas-tri-3k16-gid.binhmm
-hlist /var/lib/julius/logicalTri
-n 5
-output 1
-input mic
-input oss
-rejectshort 600
-charconv euc-jp utf8
-lv 1500

※ 各自、自分に合わせて設定を書いてください。

Juliusの設定ファイル(本稼働用)を作成して記述します。
$ vi /etc/julius/julius.conf

-w /var/lib/julius/word.list
-v /var/lib/julius/bccwj.60k.htkdic
-h /var/lib/julius/jnas-tri-3k16-gid.binhmm
-hlist /var/lib/julius/logicalTri
-n 5
-output 1
-input mic
-input oss
-module
-rejectshort 600
-charconv euc-jp utf8
-lv 1500

※ 各自、自分に合わせて設定を書いてください。

Juliusをテスト稼働し音声コマンドを正常に認識できるか動作確認をします。
$ julius -C /etc/julius/julius_debug.conf

Raspberry Pi起動時に自動でjuliusが実行されるように以下の行を追記します。
$ sudo vi /etc/rc.local

su - pi -c 'nohup julius -C /etc/julius/julius.conf > /dev/null 2>&1 & echo $! > /tmp/julius.pid'

Open JTalkの導入
Open JTalkとその他必要なパッケージをインストールします。
$ sudo apt-get install open-jtalk open-jtalk-mecab-naist-jdic \
> htsengine libhtsengine-dev hts-voice-nitech-jp-atr503-m001
※ コマンドが長いため折り返してあります。

デフォルトは男性の音声ですが女性の音声を追加することもできるようです。
$ wget http://downloads.sourceforge.net/project/mmdagent/\
> MMDAgent_Example/MMDAgent_Example-1.4/MMDAgent_Example-1.4.zip
※ コマンドが長いため折り返してあります。
$ unzip MMDAgent_Example-1.4.zip
$ sudo cp -R MMDAgent_Example-1.4/Voice/* /usr/share/hts-voice/

Open JTalkを手軽に使用するスクリプトの記述
$ vi jsay

#!/bin/bash
WAV_FILE=/tmp/jsay_${RANDOM}.wav
#cd /usr/share/hts-voice/nitech-jp-atr503-m001
#cd /usr/share/hts-voice/mei_happy
cd /usr/share/hts-voice/mei_normal
echo "$1" | open_jtalk \
-td tree-dur.inf \
-tf tree-lf0.inf \
-tm tree-mgc.inf \
-md dur.pdf \
-mf lf0.pdf \
-mm mgc.pdf \
-dm mgc.win1 \
-dm mgc.win2 \
-dm mgc.win3 \
-df lf0.win1 \
-df lf0.win2 \
-df lf0.win3 \
-dl lpf.win1 \
-ef tree-gv-lf0.inf \
-em tree-gv-mgc.inf \
-cf gv-lf0.pdf \
-cm gv-mgc.pdf \
-k gv-switch.inf \
-s 16000 \
-a 0.05 \
-u 0.0 \
-jm 1.0 \
-jf 1.0 \
-jl 1.0 \
-x /var/lib/mecab/dic/open-jtalk/naist-jdic \
-ow $WAV_FILE && \
aplay --quiet $WAV_FILE
rm -f $WAV_FILE

スクリプトに実行権限を与えてコマンドとして実行できるようにします。
$ chmod +x jsay
$ sudo mv jsay /usr/local/bin/

音声合成ができる事を確認します。
$ jsay 月が綺麗ですね

音声リモコン機能をスクリプトで作成
$ vi voice_remocon

#!/usr/bin/env perl
use utf8;
use strict;
use warnings;

use 5.10.0;

use Encode;
use IO::Socket;

# 接続先情報にJuliusサーバを指定する
my $socket = IO::Socket::INET->new(
    PeerAddr => 'localhost',  # 接続先
    PeerPort => 10500,        # Port 番号
    Proto    => 'tcp',        # Protocol
    TimeOut  => 5             # タイムアウト時間
);

die("Could not create socket: $!") unless($socket);

# 待機モードのループ
while(1){
    my $msg = $socket->getline();
    my ($word, $cm) = &get_parameter($msg);

    # 誤認識による誤作動防止のための合言葉を判定
    # 認識の信憑性もCM値で確認する
    if($word eq "スタンバイ" && $cm >= 0.8){
        system("sudo jsay アクティブモードを開始します");

        eval{
            local $SIG{ALRM} = sub { die "timeout" };

            # タイムアウトする時間(秒)の設定
            my $timer = 30;

            # タイムアウト処理-開始-
            alarm($timer);

            # 音声コマンドの受付のループ
            while(1){
                my $msg = $socket->getline();
                my ($word, $cm) = &get_parameter($msg);

                # 認識の信憑性が一定である場合はコマンドを識別し実行する
                if($cm >= 0.8){
                    given($word){
                        when("ニュートラル"){
                            system("sudo jsay アクティブモードを終了します");
                            last;
                        }
                        when("照明起動"){
                            system("sudo jsay 照明を起動します");
                            system("sudo bto_ir_cmd -e -t 022000E70C976800000000000000000000000000000000000000000000000000000000");
                        }
                        when("照明停止"){
                            system("sudo jsay 照明を停止します");
                            system("sudo bto_ir_cmd -e -t 022000E70C8B7400000000000000000000000000000000000000000000000000000000");
                        }
                        when("暖房起動"){
                            system("sudo jsay 暖房を起動します");
                            system("sudo bto_ir_cmd -e -t 0188004000148043422EDE230068000001000055000000000000000000000000000000");
                        }
                        when("暖房停止"){
                            system("sudo jsay 暖房を停止します");
                            system("sudo bto_ir_cmd -e -t 0188004000148043412EDE030068000001000052000000000000000000000000000000");
                        }
                    }
                }
            }

            # タイムアウト処理-終了-
            alarm(0);
        };

        if($@){
            print $@ . "\n";
            system("sudo jsay ディアクテブモードになります");
        }
    }
}

# 渡されたXMLにUTF-8フラグを付けてWORDとCMを取得する関数
sub get_parameter(){
    my $msg = shift;

    my $text = decode_utf8($msg);

    if($text =~ /.+WORD="(\S+)".+CM="(\S+)"/){
        return ($1, $2);
    }else{
        return ("",  0);
    }
}

※ 各自、環境に合わせたスクリプトを書いてください。音声合成時には音声識別を停止しても良いかもしれません。

スクリプトに実行権限を与えてコマンドとして実行できるようにします。
$ chmod +x voice_remocon
$ sudo mv voice_remocon /usr/local/bin/

スクリプトが正常に実行され、音声コマンドにて制御できる事を確認します。
$ voice_remocon

Raspberry Pi起動時に自動でスクリプトが実行されるように以下の行を追記します。
$ sudo vi /etc/rc.local

su - pi -c 'sleep 30 && nohup voice_remocon > /dev/null 2>&1 & echo $! > /tmp/voice_remocon.pid'

これで、音声リモコン機能の実装は完了です。

将来性・拡張性について

今回は家電制御に重点を置いていますが、スクリプトをちょっと書き換えたり追加することにより、現在時刻や室内温度、天気予報、干満時刻、新着メール、ニュースヘッドライン、Twitterのタイムラインなどを音声コマンドだけで読み上げてくれるシステムを作成出来るでしょう。家電制御の面だけでも、ルンバの起動や、温度監視を行いエアコンを制御して室温を自動調整したり、リモコン式のOAタップと組み合わせることで赤外線リモコンに対応していない他の家電を制御することも可能になるかもしれませんので拡張性は大いにあるかと思います。

その他・補足について

マイクを取り付けている以上、Raspberry Piに侵入された場合、日常生活を盗聴される危険性があります。また、音声で家電を制御するということは当然ながらスピーカーを取り付けたパソコン越しからでも動作する事が実験でも分かっております。今のところ実害は無いと思いますが通話中など、パソコン越しや電話越しに家電を乗っ取られる可能性も十分に考えられますのでご注意ください。

参考サイト
株式会社 ビット・トレード・ワン | USB接続 赤外線リモコンキット
kjmkznr/bto_ir_cmd
Mojolicious::Liteでウェブツールを作ろう – Perl Advent Calendar Japan 2011 Casual Track
Devel/電子工作/RaspberryPi/日本語音声認識 – cubic9.com
Raspberry Pi で音声認識 – 猫ぱーんち!
Raspberry Pi でミクにしゃべらせよう | ぱわふる
橋本商会 » Raspberry Piに喋らせる
いつか、そのとき、あの場所で。 | [システム監視][Temper][Zabbix] Raspberry Piで、USB温度計を使って室温を計測する方法。

ぴくぴくダウンローダ for Java(仮) Ver 6.30

修正された項目

・Pixivの仕様変更により作品のダウンロードができなくなっていたのを対応しました。
・ユーザインターフェイスを一部修正しました。

Windows7 での実行の様子
WS000000

MacOSX での実行の様子
スクリーンショット 2013-01-14 16.31.21

Linux での実行の様子
Screenshot-ぴくぴくダウンローダ for Java (仮)

コマンドモードでの実行の様子

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正常に動かない等の問題があり質問・問い合わせを行う場合、実行場所(一軒家や集合住宅や学校などこれらの場所ではネットワークの環境が異なるため)、OS、Javaのバージョン、収集対象(実行時に指定したパラメータ)、停止した場所のコンソールの内容をお書きください。書いて頂けない場合こちらで検証することができないので返答することができません。

追加して欲しい機能がある場合、特にPixivの機能に依存するものなどは実際のページまでのURLなど詳しい情報をお書きください。それらの情報を元に今後のアップデートで実装可能か検討させて頂きます。

ぴくぴくダウンローダ for Java(仮) Ver 6.10

修正された項目

・Pixivの仕様変更により作品のダウンロードができなくなっていたのを対応しました。

Windows7 での実行の様子
WS000000

MacOSX での実行の様子
スクリーンショット 2013-01-14 16.31.21

Linux での実行の様子
Screenshot-ぴくぴくダウンローダ for Java (仮)

コマンドモードでの実行の様子

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ぴくぴくダウンローダ for Java(仮) Ver 6.00

修正された項目

・Pixivの仕様変更に対応しました
・バージョンアップ通知機能の追加を行いました

バージョンアップがあった場合はアラートを表示します
WS000029

Windows7 での実行の様子
WS000000

MacOSX での実行の様子
スクリーンショット 2013-01-14 16.31.21

Linux での実行の様子
Screenshot-ぴくぴくダウンローダ for Java (仮)

コマンドモードでの実行の様子

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ぴくぴくダウンローダ for Java(仮) Ver 5.10

修正された項目

・ユーザIDを元に巡回すると作品名+作者名で保存できないというバグを訂正しました

Windows7 での実行の様子
WS000000

MacOSX での実行の様子
スクリーンショット 2013-01-14 16.31.21

Linux での実行の様子
Screenshot-ぴくぴくダウンローダ for Java (仮)

コマンドモードでの実行の様子

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正常に動かない等の問題があり質問・問い合わせを行う場合、実行場所(一軒家や集合住宅や学校などこれらの場所ではネットワークの環境が異なるため)、OS、Javaのバージョン、収集対象(実行時に指定したパラメータ)、停止した場所のコンソールの内容をお書きください。書いて頂けない場合こちらで検証することができないので返答することができません。

追加して欲しい機能がある場合、特にPixivの機能に依存するものなどは実際のページまでのURLなど詳しい情報をお書きください。それらの情報を元に今後のアップデートで実装可能か検討させて頂きます。

ぴくぴくダウンローダ for Java(仮) Ver 5.00

修正された項目

・Pixivの仕様変更により作品のダウンロードに失敗するようになったので対応しました。
・ラジオボタンの挙動にバグがあったので修正しました。
・プログレスバーの存在理由がほとんど無いため廃止しました。

計画していた拡張はひと通り済んだのでしばらくは更新は行わないかもしれません。

Windows7 での実行の様子
WS000000

MacOSX での実行の様子
スクリーンショット 2013-01-14 16.31.21

Linux での実行の様子
Screenshot-ぴくぴくダウンローダ for Java (仮)

コマンドモードでの実行の様子

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正常に動かない等の問題があり質問・問い合わせを行う場合、実行場所(一軒家や集合住宅や学校などこれらの場所ではネットワークの環境が異なるため)、OS、Javaのバージョン、収集対象(実行時に指定したパラメータ)、停止した場所のコンソールの内容をお書きください。書いて頂けない場合こちらで検証することができないので返答することができません。

追加して欲しい機能がある場合、特にPixivの機能に依存するものなどは実際のページまでのURLなど詳しい情報をお書きください。それらの情報を元に今後のアップデートで実装可能か検討させて頂きます。

ぴくぴくダウンローダ for Java(仮) Ver 4.12

修正された項目

イラスト・漫画を作品名+作者名で保存するのに対応しました。(GUIでのみ提供)
ラジオボタンの挙動にバグがあったので修正しました。
上記の拡張によりインターフェースを若干改変しました。

計画していた拡張はひと通り済んだのでしばらくは更新は行わないかもしれません。

Windows 7 での実行の様子

コマンドモードでの実行の様子

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__追記(2012/10/31)__

Pixivの仕様が変わったようで小説収集機能が動作しないようです。時間を見つけて近日中に対応したいと思います。

ぴくぴくダウンローダ for Java(仮) Ver 4.00

修正された項目

インターフェースを今後拡張しやすいように大幅に改変しました。
コマンドモード限定だった機能の一部をGUIでも利用できるようになりました。
ダウンロード終了時にダイアログが出るようになりました。

推奨環境・動作環境

推奨環境:Core2Duo以降のデュアルコアCPU搭載のパソコン
動作環境:Windows MacOSX Linux でJavaが動作する環境

Windows 7 での実行の様子

コマンドモードでの実行の様子

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